Road to comeback a social life by Mental patient

障害者枠で就職をした私「あおい」の、就職までの流れと道のり

4、ツール選択 (3)障害者雇用と市場の動向 ③市場の動向

 最後に、現在の市場の動向についてまとめてみました。

 

平成28年5月27日、厚生労働省ハローワークにおける就職件数を発表されました。 

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 平成22年度に精神障害者の就職件数が知的障害者を上回り、

25年度には身体障害者をも上回りました。

22年度に知的障害者を上回ってからは合計数も急激に増加しています。

 

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民間の法定雇用率は現在2.0%で、年々増加してはいますが、

まだまだ届いてないのが実情です。

 

そして、今後の法改正ですが、

やはり平成30年4月1日からの精神障害者の雇用義務ですよね。

(正確には、法定雇用率の算定基礎の対象に、新たに精神障害者を追加するということですが)

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精神障害者の雇用義務により、法定率のパーセンテージが上がると予想されます。

そのため、精神障害者の雇用に取り組む企業が増えているのは紛れもない事実です。

就職するには確かに今は追い風ではあると思います。

ただし、雇用率ありきの採用により、雇用のミスマッチが増えると思いますし、

企業側が「精神障害とはなんぞや」と理解がまだまだ足りないですよね。

 

企業側が精神障害について学ぶのはもちろんですが、

私たち精神障害者側から発信していくことも大事かなと個人的には思っています。