就活の流れ
私が通所していた就労移行支援事業所では、
だいたい3か月に1度、2週間の集中講義で、
「就職の流れ」というものがありました。
いわゆる、障害者枠での就活のノウハウを教わる講義です。
このノウハウで、条件の悪い私でも、就職することができました。
流れとしては、
- 生活・体調の安定
- 働く動機
- 自己分析
- ツール選択
- 求人選択
- 書類作成・応募
- 面接
その後、内定・入社となるのですが、
入社はゴールではなくスタートです。
事業所仲間でも、「早く就職したい」と言う人はたくさんいました。
でも、あくまでも入社してからが勝負なんです。
就職しても長く働けないと意味がないんです。
そのためには、上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことが大切になります。
企業の人事や労務管理は、人財=人は財産として、長く働いてほしいと思っています。
これは健常者でも障害者でも変わらないことです。
しかし、ちょっと古いデータになりますが、
平成21年の職場定着に関するデータによると、
精神障害者484人に対して、就職して3年以内で退職してしまう割合は49.1%!
つまり、
早期退職が非常に多い
↓
「精神はすぐ辞めちゃうからねー」と採用に消極的
↓
全体数が少ない
という悪循環・・・。
企業が精神障害者の採用に対して抱えている不安を、事業所から企業の人事にヒアリングをしたところ、
- 体調は安定していると言ってるけど、本当に安定してるの?
- フルタイムや残業は大丈夫と言っているけど、本当に大丈夫?
- 障害の配慮は必要ないと言ってるけど、本当にいらないの?
- (特に都外の人に対して)都内までの通勤は問題ないと言ってるけど、本当に通勤できるの?
つまり企業側としては、
精神障害者って見た目わかんないから、こっちもどうしたらいいのかわかんないんだよねー
というのが本音かと・・・。
じゃあそのために私たち精神障害者がしなくてはいけないこと。
それが上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことなんだと思います。