Road to comeback a social life by Mental patient

障害者枠で就職をした私「あおい」の、就職までの流れと道のり

3、自己分析 (1) ビジョンの確認

まだまだしつこく書きますよー。

  1. 生活・体調の安定
  2. 働く動機
  3. 自己分析
  4. ツール選択
  5. 求人選択
  6. 書類作成・応募
  7. 面接

これをステップ通りに進めていくことが大切です。

 

自己分析には次の3つがあります。

  1. ビジョンの確認
  2. 退職理由の振り返り
  3. 希望条件の設定

ここでは、ビジョンの確認をしていきます。

 

ビジョンの確認、要は、

  • 将来どのようになりたいか、どのような生活を送りたいか
  • そのためには何が必要か、どのようなステップで近づいていくか

という作戦を立てるということですかね。

 

事業所の男性陣は、先々のことを考えて、やはり正社員がいいという人が多かったです。

しかし正直なところ、障害者枠の雇用形態の7割は、契約社員です。

ただ、正社員登用がある会社も少なくありません。

なので、最初は契約社員で入って、そこから正社員登用を目指していこう、とか。

 

実際仕事で使うかどうかわからないけども、資格はないよりかはあった方がいいよね、と、

一時期、事業所内で資格を取ることが流行りましたw

簿記3級やMOSとかですね。

私もExcel2007のMOSを取りました。

結果、仕事でかなり活かされていると思うので、取ってよかったなと思います。

 

将来なんてまったくわからないものですが、少しだけでも見据えていいのかなと思います。

 

2、働く動機

しつこく書きますよー。

  1. 生活・体調の安定
  2. 働く動機
  3. 自己分析
  4. ツール選択
  5. 求人選択
  6. 書類作成・応募
  7. 面接

これをステップ通りに進めていくことが大切です。

 

「どうして働きたいの?」

と聞かれたら、

「そりゃ金がほしいから・・・」

となりますよね。

 

それでいいと思うんです。

 

カッコいいことを書くと、

  • 経済的な自立
  • 働くのが好き
  • 社会的貢献
  • 国民の義務

とかいくらでも書けますけど・・・。

 

かくいう私も、

「自分で稼いで、好きなものを買って、親にこれ以上お金の面で迷惑かけたくない」

からなんですがねw

 

なので、

  • 働く動機は人それぞれで、どのような理由でもいい
  • 働き続けるためには、働く動機を持ち続けることが必要

です。

 

私の働く動機は、お金ももちろんありますが、

相方から「結婚したいなら、パートでもなんでもいいから働いてほしい」という条件があるからです。

 

あと。

私も働くのが結構好きな方なので、動機の中に「働きたいから」というのもあるのですが、

決して「働くこと」だけを生きがいにしないで下さい。

社畜にはもうならないで下さい。

 

1、生活・体調の安定

毎回しつこいかもしれませんが、大事なことなので何度も書きます。

 

  1. 生活・体調の安定
  2. 働く動機
  3. 自己分析
  4. ツール選択
  5. 求人選択
  6. 書類作成・応募
  7. 面接

これをステップ通りに進めていくことが大切です。

 

生活・体調の安定。

これ、実は一番大切なことだと私は思っています。

というのも、

いくら仕事ができる人でも、体調が安定していないと意味がないからです。

 

体調が安定していない

   ↓

仕事をしていくうちに病状が悪化

   ↓

欠勤が多くなる

   ↓

結果、早期退職してしまう

   ↓

「やっぱり精神はすぐ辞めちゃうよなー」

   ↓

精神障害者の採用に消極的

 

となるので、仕事ができても、結果体調が安定していないと意味がないのです。

 

私も、今年の新年会で社員さんにあいさつした時に、

「4月の契約更新で切られないようにがんばります」

と言ったら、

「ちゃんと会社に来て、普通に仕事していれば大丈夫だよ」

と言われました。

 

さらにその社員さんは、

「極端な話、仕事ができなくても、仕事に来る日にちゃんと来てくれた方がありがたいよ」

と言っていました。

 

それだけ精神障害者はすぐ辞めてしまうというイメージが強いということ。

 

そのために、私が通所していた事業所では、

以下の項目すべてにチェックが入っていないと就活に入れません。

 

  • 規則正しい生活が送れている(食事・睡眠・服薬)
  • 体調管理ができている(予防ができる・体調不良時に適切な対処ができる)
  • 事業所での勤怠が安定している(無断欠勤・遅刻がない、頻繁な欠勤・遅刻がない)
  • 自身の障害について理解している(原因・どのような時にどのような症状が出るか・症状が出た時の対処法)
  • 主治医から就業許可が出ている
  • 支援機関(就労移行支援事業所・就労支援センターなど)を利用している
  • 体調の安定に対して客観的な根拠がある(支援機関を利用している・支援機関からの推薦状が提出できる)

※最後2つはすでに利用している人にはあまり関係ないですが、もし1人で就活しているのならば、地元の障害者就労支援センターを利用した方がいいと思います。または生活リズム表などを作成して、見せられるようにするのもアリかと

 

これらを踏まえて、

  • 面接の時に聞かれたらすぐに言えるようにする
  • 目に見えないことはちゃんと伝える

という、自分取説を作っておくことが必要だと思います。

 

結果、

  • 生活・体調はすべての基盤
  • 焦らずに、まずは生活・体調を安定させることが先決

だと思います。

 

就活の流れ

私が通所していた就労移行支援事業所では、

だいたい3か月に1度、2週間の集中講義で、

「就職の流れ」というものがありました。

いわゆる、障害者枠での就活のノウハウを教わる講義です。

 

このノウハウで、条件の悪い私でも、就職することができました。

 

流れとしては、

  1. 生活・体調の安定
  2. 働く動機
  3. 自己分析
  4. ツール選択
  5. 求人選択
  6. 書類作成・応募
  7. 面接

その後、内定・入社となるのですが、

入社はゴールではなくスタートです。

 

事業所仲間でも、「早く就職したい」と言う人はたくさんいました。

でも、あくまでも入社してからが勝負なんです。

就職しても長く働けないと意味がないんです。

 

そのためには、上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことが大切になります。

 

企業の人事や労務管理は、人財=人は財産として、長く働いてほしいと思っています。

これは健常者でも障害者でも変わらないことです。

 

しかし、ちょっと古いデータになりますが、

平成21年の職場定着に関するデータによると、

精神障害者484人に対して、就職して3年以内で退職してしまう割合は49.1%!

 

つまり、

早期退職が非常に多い

   ↓

「精神はすぐ辞めちゃうからねー」と採用に消極的

   ↓

全体数が少ない

 

という悪循環・・・。

 

企業が精神障害者の採用に対して抱えている不安を、事業所から企業の人事にヒアリングをしたところ、

 

  • 体調は安定していると言ってるけど、本当に安定してるの?
  • フルタイムや残業は大丈夫と言っているけど、本当に大丈夫?
  • 障害の配慮は必要ないと言ってるけど、本当にいらないの?
  • (特に都外の人に対して)都内までの通勤は問題ないと言ってるけど、本当に通勤できるの?

 

つまり企業側としては、

精神障害者って見た目わかんないから、こっちもどうしたらいいのかわかんないんだよねー

というのが本音かと・・・。

 

じゃあそのために私たち精神障害者がしなくてはいけないこと。

それが上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことなんだと思います。

 

自己紹介

はじめまして。

「あおい」と申します。

 

アラフォー♀の精神障害者です。

双極性障害Ⅱ型と強迫性障害(確認恐怖)で障害者手帳2級。

障害基礎年金2級を受給しています。

 

2012年7月より都内の某就労移行支援事業所に通所し、

2年と2週間wで就職し、卒業。

2014年8月より、障害者枠で某企業で就労しています。

 

私は事業所の中ではたぶん1,2を争う条件の悪さでした。

そんな私でも就職できました。

 

障害者枠での就活の流れ、就職までの道のり。

就労移行支援事業所について。

障害者手帳・自立支援・年金などのこと。

認知行動療法アサーションのこと。

私がカウンセリングで勧められた行動療法etc.

 

いろいろ書いていこうかと思っています。

 

質問も、私がわかる範囲であればお答えします。

 

気まぐれ更新になることもあるとは思いますが、

どうぞよろしくお願い致します。

 

あおい