3、自己分析 (1) ビジョンの確認
まだまだしつこく書きますよー。
- 生活・体調の安定
- 働く動機
- 自己分析
- ツール選択
- 求人選択
- 書類作成・応募
- 面接
これをステップ通りに進めていくことが大切です。
自己分析には次の3つがあります。
- ビジョンの確認
- 退職理由の振り返り
- 希望条件の設定
ここでは、ビジョンの確認をしていきます。
ビジョンの確認、要は、
- 将来どのようになりたいか、どのような生活を送りたいか
- そのためには何が必要か、どのようなステップで近づいていくか
という作戦を立てるということですかね。
事業所の男性陣は、先々のことを考えて、やはり正社員がいいという人が多かったです。
しかし正直なところ、障害者枠の雇用形態の7割は、契約社員です。
ただ、正社員登用がある会社も少なくありません。
なので、最初は契約社員で入って、そこから正社員登用を目指していこう、とか。
実際仕事で使うかどうかわからないけども、資格はないよりかはあった方がいいよね、と、
一時期、事業所内で資格を取ることが流行りましたw
簿記3級やMOSとかですね。
私もExcel2007のMOSを取りました。
結果、仕事でかなり活かされていると思うので、取ってよかったなと思います。
将来なんてまったくわからないものですが、少しだけでも見据えていいのかなと思います。
2、働く動機
しつこく書きますよー。
- 生活・体調の安定
- 働く動機
- 自己分析
- ツール選択
- 求人選択
- 書類作成・応募
- 面接
これをステップ通りに進めていくことが大切です。
「どうして働きたいの?」
と聞かれたら、
「そりゃ金がほしいから・・・」
となりますよね。
それでいいと思うんです。
カッコいいことを書くと、
- 経済的な自立
- 働くのが好き
- 社会的貢献
- 国民の義務
とかいくらでも書けますけど・・・。
かくいう私も、
「自分で稼いで、好きなものを買って、親にこれ以上お金の面で迷惑かけたくない」
からなんですがねw
なので、
- 働く動機は人それぞれで、どのような理由でもいい
- 働き続けるためには、働く動機を持ち続けることが必要
です。
私の働く動機は、お金ももちろんありますが、
相方から「結婚したいなら、パートでもなんでもいいから働いてほしい」という条件があるからです。
あと。
私も働くのが結構好きな方なので、動機の中に「働きたいから」というのもあるのですが、
決して「働くこと」だけを生きがいにしないで下さい。
社畜にはもうならないで下さい。
1、生活・体調の安定
毎回しつこいかもしれませんが、大事なことなので何度も書きます。
- 生活・体調の安定
- 働く動機
- 自己分析
- ツール選択
- 求人選択
- 書類作成・応募
- 面接
これをステップ通りに進めていくことが大切です。
生活・体調の安定。
これ、実は一番大切なことだと私は思っています。
というのも、
いくら仕事ができる人でも、体調が安定していないと意味がないからです。
体調が安定していない
↓
仕事をしていくうちに病状が悪化
↓
欠勤が多くなる
↓
結果、早期退職してしまう
↓
「やっぱり精神はすぐ辞めちゃうよなー」
↓
精神障害者の採用に消極的
となるので、仕事ができても、結果体調が安定していないと意味がないのです。
私も、今年の新年会で社員さんにあいさつした時に、
「4月の契約更新で切られないようにがんばります」
と言ったら、
「ちゃんと会社に来て、普通に仕事していれば大丈夫だよ」
と言われました。
さらにその社員さんは、
「極端な話、仕事ができなくても、仕事に来る日にちゃんと来てくれた方がありがたいよ」
と言っていました。
それだけ精神障害者はすぐ辞めてしまうというイメージが強いということ。
そのために、私が通所していた事業所では、
以下の項目すべてにチェックが入っていないと就活に入れません。
- 規則正しい生活が送れている(食事・睡眠・服薬)
- 体調管理ができている(予防ができる・体調不良時に適切な対処ができる)
- 事業所での勤怠が安定している(無断欠勤・遅刻がない、頻繁な欠勤・遅刻がない)
- 自身の障害について理解している(原因・どのような時にどのような症状が出るか・症状が出た時の対処法)
- 主治医から就業許可が出ている
- 支援機関(就労移行支援事業所・就労支援センターなど)を利用している
- 体調の安定に対して客観的な根拠がある(支援機関を利用している・支援機関からの推薦状が提出できる)
※最後2つはすでに利用している人にはあまり関係ないですが、もし1人で就活しているのならば、地元の障害者就労支援センターを利用した方がいいと思います。または生活リズム表などを作成して、見せられるようにするのもアリかと
これらを踏まえて、
- 面接の時に聞かれたらすぐに言えるようにする
- 目に見えないことはちゃんと伝える
という、自分取説を作っておくことが必要だと思います。
結果、
- 生活・体調はすべての基盤
- 焦らずに、まずは生活・体調を安定させることが先決
だと思います。
就活の流れ
私が通所していた就労移行支援事業所では、
だいたい3か月に1度、2週間の集中講義で、
「就職の流れ」というものがありました。
いわゆる、障害者枠での就活のノウハウを教わる講義です。
このノウハウで、条件の悪い私でも、就職することができました。
流れとしては、
- 生活・体調の安定
- 働く動機
- 自己分析
- ツール選択
- 求人選択
- 書類作成・応募
- 面接
その後、内定・入社となるのですが、
入社はゴールではなくスタートです。
事業所仲間でも、「早く就職したい」と言う人はたくさんいました。
でも、あくまでも入社してからが勝負なんです。
就職しても長く働けないと意味がないんです。
そのためには、上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことが大切になります。
企業の人事や労務管理は、人財=人は財産として、長く働いてほしいと思っています。
これは健常者でも障害者でも変わらないことです。
しかし、ちょっと古いデータになりますが、
平成21年の職場定着に関するデータによると、
精神障害者484人に対して、就職して3年以内で退職してしまう割合は49.1%!
つまり、
早期退職が非常に多い
↓
「精神はすぐ辞めちゃうからねー」と採用に消極的
↓
全体数が少ない
という悪循環・・・。
企業が精神障害者の採用に対して抱えている不安を、事業所から企業の人事にヒアリングをしたところ、
- 体調は安定していると言ってるけど、本当に安定してるの?
- フルタイムや残業は大丈夫と言っているけど、本当に大丈夫?
- 障害の配慮は必要ないと言ってるけど、本当にいらないの?
- (特に都外の人に対して)都内までの通勤は問題ないと言ってるけど、本当に通勤できるの?
つまり企業側としては、
精神障害者って見た目わかんないから、こっちもどうしたらいいのかわかんないんだよねー
というのが本音かと・・・。
じゃあそのために私たち精神障害者がしなくてはいけないこと。
それが上に書いた1~7をステップ通りに進めていくことなんだと思います。
自己紹介
はじめまして。
「あおい」と申します。
アラフォー♀の精神障害者です。
障害基礎年金2級を受給しています。
2012年7月より都内の某就労移行支援事業所に通所し、
2年と2週間wで就職し、卒業。
2014年8月より、障害者枠で某企業で就労しています。
私は事業所の中ではたぶん1,2を争う条件の悪さでした。
そんな私でも就職できました。
障害者枠での就活の流れ、就職までの道のり。
就労移行支援事業所について。
障害者手帳・自立支援・年金などのこと。
私がカウンセリングで勧められた行動療法etc.
いろいろ書いていこうかと思っています。
質問も、私がわかる範囲であればお答えします。
気まぐれ更新になることもあるとは思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。
あおい